Canvaテンプレート・ライセンス活用 知っておきたい基本と注意点ガイド

はじめに

このページでは、私がご提供している「MRR/PLR付きデジタル製品」の正しい活用方法や、Canvaテンプレートの扱い方、そして再販ビジネスに関する基本的な考え方をまとめています。

ご存知の方も多いように、最近では「権利付きデジタル製品=Canvaテンプレ再販」と誤解されがちな傾向があり、Canvaの規約変更も含めて混乱が起きやすくなっています。

私がご提供している商品は、テンプレートの“見た目”だけでなく、その中に込めた構成・伝え方・導線づくりといった「知識と仕組みごと」をお渡しする設計になっています。そのため、本来はその仕組みを活かしながら、ご自身で確認・判断して進めていただくスタイルが前提となります。

とはいえ、はじめての方にとっては「どこからどう整えればいいのか分からない」という不安もあるかと思います。だからこそ、このページでは「今のルールの中でどう活用できるのか」「何を基準に考えればよいのか」を、できるだけ丁寧にまとめました。

今ちょっと迷っている方も、このページを通じて「これは大丈夫そう」「こう進めればいいんだ」と少しでも安心していただけたら嬉しいです。

🪽MRR/PLRの正しい理解と活用方法

デジタル製品に再販売権を付ける仕組みとして、
MRR(マスターリセールライツ)/PLR(プライベートラベルライツ)というライセンス形態があります。

このMRR/PLRは、主に「知識・ノウハウ・情報」に対して付与されることを前提とした仕組みであり、
テンプレートのようなデザイン素材への適用については、ツールの規約や使用条件により注意が必要です。

ここ数年で「Canvaテンプレートの再販」という形が急速に広まり、
同時にCanva社の規約も少しずつ明確化されてきました。

私自身も、Canvaの担当者とやりとりを重ねながら、
当時の規約の範囲内で「再販可能な商品設計」を考えてきた経緯があります。

実際、以前は「名前や表紙を変えて販売できる」といった案内をしていたこともあり、
「テンプレート自体に再販権がある」と誤解を生んでしまった部分もあるかもしれません。

さらに混乱を招いているのが、
テンプレートにMRR/PLRを付けて販売し、それを広げるような販売者が、Canvaの公式アンバサダーや認定クリエイターに選ばれているという現状です。
そのため「それなら自分も大丈夫なのでは?」と感じる方がいても無理はありません。

こうした対応も含めて、私自身も混乱した経験があり、
明確なガイドラインがない中で不安に感じる方の気持ちもよくわかります。

日本だけが必要以上に厳しい解釈をしているのでは?と感じる声も少なくありません。
(※ライセンス規約の内容については、時期や発表形式により変化することがあるため、最新の公式情報をご自身でご確認ください)

私自身も、過去の販売経験の中でこうした状況に戸惑ったことは何度もあります。
だからこそ、私が届けている商品は「知識」と「仕組み」まで含めてお渡しするスタイルにしています。
ご購入後の使い方や判断は、それぞれの方の目的やタイミングに合わせて進めていただければと思います。

もちろん、私のやり方や実例が少しでも参考になれば嬉しいですし、
「自分ひとりでは不安」という方は、ぜひ“真似”から入っても大丈夫です。

一人ひとりのスタイルが違うからこそ、私は必要以上に口出ししないようにしていますが、
「この人にはちゃんと成功してほしいな」と思いながら、ガイドは丁寧に設計しています。

🪽UBBなど過去商品の安全な活用方法

以前の商品(UBBなど)をご購入いただいた皆さまへ。
Canvaテンプレートの再販に関する誤解や規約変更が広がる中で、今後も安心して商品を活用していただけるよう、現在のルールに沿った「安全な活用方法」をまとめました。
以下の手順に沿って整理いただくことで、販売活動をスムーズに続けていただけます。

✦ ステップ1|Canvaテンプレートの文章を「文章データ」として移す

  • Canvaテンプレートに含まれていた電子書籍や解説などの 文章(知識部分)を、GoogleドキュメントやWordに書き写します
  • 必要に応じて文章を修正・加筆してもOKです。
    ※書き込み式ワークなども含め、読みやすく・使いやすい形に整えるのが理想です。
  • Notionなどのおしゃれなツールを無理に使う必要はありません。 ターゲット層やご自身が使いやすいツールを選ぶことで、手間を減らし、よりスムーズに整えられます。

✦ ステップ2|MRR/PLRの付与対象を明記する

  • 移し替えた文章部分(Googleドキュメントなど)に対して、 MRR(再販可)やPLR(再販+譲渡可)を付けて販売可能 です。
  • 商品ページには必ず「再販できるのは文章部分であり、テンプレートは雛形です」と明記してください。
例:「本商品にはMRRライセンスが付属しています。Canvaテンプレートは学習用のひな形であり、再販可能な内容はGoogleドキュメント内の文章です。」

✦ ステップ3|テンプレート画像やスクリーンショットの扱い

  • Canvaテンプレート内に含まれる ツールの説明画像のスクリーンショットがご自身またはAnn.creator作成のものであれば、それにも再販権を付与可能 です。

✦ ステップ4|テンプレートは“雛形”として含める

  • Canvaテンプレートは、あくまで 学習の補助として提供 してください。
  • 商品紹介文には「テンプレートは学習用の雛形であり、再販対象ではありません」と明記します。

✦ ステップ5|リンクの準備(Canva・Googleドキュメント)

  • Canva:「テンプレートとして共有」リンクを作成し、コピー
    (共有 → テンプレートリンクを作成 → コピー)
  • Googleドキュメント:「リンクを知っている全員が閲覧可能」に設定し、リンクをコピー

✦ ステップ6|PDF形式の商品ガイドを作成する

  • 上記2つのリンクをまとめ、「ダウンロード方法」「ライセンス説明」「注意点」を1つにまとめたPDFガイド を作成。
  • ご購入者様が迷わず活用できるよう、PDFにしてオンラインショップに登録・配布してください。

✦ ステップ7|最低販売価格の扱いにご注意ください

  • 文章部分をGoogleドキュメントに移し、 MRR・PLRとして再販する場合は、商品ごとに指定された「最低販売価格」がそのまま適用 されます。
  • 特典テンプレートの価格も含め、全てMRR・PLR付きの値段であり、再販なし(パーソナルユース)で提供する場合には、価格は柔軟に設定可能 です。
    ただしその場合も「本商品は再販不可の個人用です」など、商品説明文に用途の明記をお願いします。

✦ ステップ8|販売時の説明準備と誤解の予防

  • 一部の発信や投稿などの影響により、「Canvaテンプレートを再販すること=権利付きデジタル製品を販売すること」と誤解されているケースがあります。
  • 実際には、MRR/PLRはテンプレートそのものではなく、“知識”や“構成された情報”に対して付与する仕組みです。
  • そのため、販売時には「再販可能なのは知識の文章部分です」と明確に説明できるよう、事前に整えておくと安心です。
  • 商品ページやPDFガイド、DMなど、説明の場面でスムーズに対応できるようにしておきましょう。

🪽すでに販売活動を行っている方向けの確認ポイント

これまでに販売を始めている方、あるいはすでにコンテンツを持っている方に向けて、いくつかの“判断軸”をお届けします。

私自身、デジタル製品を長年販売してきましたが、
「これは売れるかどうか」ではなく、「長く続けていけるか」という視点がとても大切だと感じています。

このガイドは、必ずしも「こうするべき」という正解を押しつけるものではありません。
むしろ、あなたが一人のビジネスパーソンとして、より自立していけるように、これまでの経験からお伝えできることをまとめたものです。


💌 STEP 1|アップデート前提で商品設計をしていませんか?

「今後もずっと無料アップデートします」と書いてしまうと、一見安心感を与えるようでいて、実はお客様の依存心や過度な期待を生む可能性もあります。

特にデジタル製品は、スピード感のあるジャンルだからこそ、何かトラブルが起きた時に“信頼を守りたい”という一心で無料配布や無期限サポートに走ってしまうことも少なくありません。

しかし、そうした行動が逆に「対応してくれるのが当たり前」という空気を生むリスクもあります。
信頼を得たい気持ちはよくわかりますが、信頼は“条件付きの親切”からは生まれないことも多いのです。

完結型の商品は、「この一式で成果が出る」ことを明確にすることで、むしろ満足度が高まりやすくなります。


💌 STEP 2|クレームを避けるためのサブスク型、本当に必要ですか?

最近では「月額制の方が買いやすい」と思い、サブスク型にする方もいますが、それが裏目に出ることもあります。

「毎月更新されない」「続いてる意味がわからない」
そうした不満が積み重なると、逆に信頼を失うリスクもあります。

あなたが届けたいものが、きちんと“完結する価値”を持っているなら、それを一回払いでしっかり届ける方が、信頼関係も築きやすくなります。

また、「毎月の支払いで元が取れていない」と感じさせてしまうと、ビジネス全体への印象も悪くなりかねません。


💌 STEP 3|どんな人に向けて設計されていますか?

自分の商品が、どんなライフスタイル・考え方・悩みを持った人に届けたいのか。
これが曖昧なままだと、商品の設計も軸がぶれてしまいます。

例えば、「初心者向けに作ったつもりだったのに、実際には専門用語が多く、途中で挫折されてしまった」
そんなズレがあると、購入後の満足度も下がります。

「自分のための商品ではないかも…」と感じさせてしまわないよう、
届けたい人のイメージを定期的に見直すことをおすすめします。


💌 STEP 4|オンラインだからこそ、集団の安心に流されないこと

ネット上での活動はときに不安がつきまとうため、
「誰かと一緒にいること」や「グループに属すること」で安心を得ようとする流れもあります。

その中で、時に他者や他ブランドの悪口を共有し合うような場が生まれてしまうこともありますが、
そうした行動は、長期的には自分の信用や魅力を削ることにもつながります。

静かにやるべきことをやり、必要な知識と経験を磨き続けること。
その姿勢こそが、結果として最も信頼される人の共通点です。


💌 STEP 5|ビジネスとしての“持続性”を考えていますか?

流行に乗って一時的に売れる商品よりも、半年・1年後も使われている商品の方が、結果的にブランドを育ててくれます。

また、価格を極端に下げたり、キャンペーンばかりに頼ったりすると、
「安くなったときだけ買えばいい」と思われてしまうことも。

「本当に必要な人に、ちゃんと届ける」
その姿勢があるだけで、商品の価値はもっと正当に伝わるようになります。


💌 最後に

この項目でお伝えしたことは、あくまで私が経験を通して学んできたことにすぎません。
すべての方に当てはまるわけではないですし、最終的な選択はあなたのものです。

ただ私は、これから販売を始める方にも、すでに実践されている方にも、
“一人のビジネスパーソン”として、外に流されずにしっかりと歩んでほしいと願っています。

必要以上に他人に依存したり、誰かの判断を待ったりせず、
「私はこうしていきたい」と、自分のスタンスを決められる人こそが、信頼されるビジネスを育てられると感じています。

🪽YBBとUBBの違いについて

これまでに「UBBをご購入いただいた方」と「これからYBBを検討される方」から、よくいただくご質問のひとつが、「YBBとUBBはどう違うのか?」という点です。

どちらも“デジタル製品販売をスタートできる商品”ですが、提供しているものの構成や、使い方のスタンスは異なります。ここでは、あくまで誤解や混乱を避けるための参考として、2つの違いを整理してご紹介します。

項目 YBB UBB
商品構成 Canvaテンプレート、動画教材、Googleドキュメント教材(MRR付) Canvaテンプレート型電子書籍&特典テンプレート+PDF(MRR付)
ライセンス設計 知識部分(Googleドキュメント)に再販権を設定。テンプレートは補助 文章+テンプレートに再販権(当時)。現在は推奨せず
設計思想 知識を可視化して届ける方法を提案 テンプレート中心。形式的には旧方式
ガイドの有無 ステップ動画・MAP・ガイド付き ガイド・動画なし
対象 知識や経験を活かした商品設計をしたい方 テンプレートを中心に販売を始めたい方向け(当時)
最低販売価格 Googleドキュメントに記載(¥12,000〜¥40,000) PDFに記載(+¥73,000)
補足 Canva規約の変化をふまえた再設計 現ルールで販売する場合は要注意

▷ 今の時代に合わせて「YBB」でできること

  • Canva規約をふまえ、より安心して再販できる構成
  • ライセンス理解・設計・価格戦略を含む「育てる商品」設計
  • ご自身の知識や経験を重ねて独自商品に変換する自由度
  • 一部教材にはMRR(再販権)が付属 → 顧客への「渡し方」まで設計済み

YBBでは、ただ“売るだけ”の商品ではなく、
育てていくことができる商品設計と、
自分のビジネススタイルに合った柔軟な活用を前提に構成しています。


▷ どちらを選ぶかは、あなたの今のフェーズ次第

UBBは、スタートダッシュに特化した「仕組みごと渡す」構成でした。
一方でYBBは、もう少し自分の考えや強みを活かしながら、長く続ける仕組みに寄り添った設計になっています。

今、あなたがどんな働き方を望んでいるか。
どんな形で「自分の商品」を届けていきたいか。
それによって、選ぶべき道もきっと変わってきます。


▷ 最後に(大切にしている考え方)

私はこれまで、「テンプレートを渡すだけ」ではなく、考え方ごと伝えることを大切にしてきました。

だからこそ、UBBをすでにお持ちの方に対しても、YBBを選んでくださる方に対しても、
「今の時代に合った、安全で育てやすい仕組み」を丁寧にご提案していきたいと考えています。

🌱返金についてのご案内

デジタル商品という性質上、ご購入後のキャンセル・返金には対応しておりません。
あらかじめご了承いただけますよう、お願いいたします。

ダウンロード形式でのお渡しとなるため、内容の確認が可能な時点で商品の性質上「返品」が成立せず、また不正利用防止の観点からも、返金対応は行っておりません。

とはいえ、私としてもできる限り安心してご購入いただきたいと考えているため、

  • 商品ページやライセンスガイドでは、内容や使い方を事前にご確認いただけるように構成しています。
  • ご不安な点や不明な点がある場合は、お手続き前にお気軽にご相談ください。

特に、ライセンスの範囲や使用可能な目的についてご不安な方は、事前にこちらのページやQ&Aもあわせてご確認いただくことで、ミスマッチを防ぐことができます。

※なお、お客様側の環境(ツールの使用可否、ファイルが開けない等)による返金は承っておりません。あらかじめご理解いただけますと幸いです。


補足:再販ビジネスにおける「返金不可」の設計

私自身、これまでに多くのデジタル商品を提供してきましたが、返金不可のルールを明確に示すことは、購入者との信頼関係を守るためにも非常に重要だと感じています。

再販ビジネスでは特に、「ダウンロード後に真似される」「中身だけ確認されて返金を求められる」といった事例も珍しくありません。

だからこそ、私は「購入前の判断を大切にしてもらう」ことを重視してきました。

あなたが今後、同じようにコンテンツやノウハウを提供していく場合も、

  • 中身を見られた時点で返金ができないという前提
  • だからこそ、事前に誤解を防ぐ導線を設計しておくという視点

これは信頼のある仕組みを育てていくために必要なルールです。

📮サポート対応について

当商品は、「すぐに販売活動に活かせるように」と設計された完結型の商品です。

そのため、内容や構成に関する個別のサポート対応は行っておりませんが、商品ページ・ライセンスガイドなどにて可能な限りのご案内を整えています。

特に、MRR/PLRに関するご不明点や活用のヒントについては、このページにすべて掲載していますので、まずはこちらをご確認ください。

なお、今後の各種ツールのアップデートなどにより、販売者様ご自身で対応が必要になるケースも出てくるかもしれませんが、その都度こちらからのご連絡やアナウンスをお約束するものではありません。

ただし、今後もよりよい販売活動につながるよう、必要に応じてライセンス解説ページの内容更新・改善は行ってまいります。


📨 ご連絡いただく際のお願い

商品に重大な不備(閲覧不可など)がある場合は、ご購入時のお名前とご注文番号を添えて、ホームページ記載のサポート窓口までご連絡ください。

※返信までにお時間をいただく場合がありますが、確認後は必ず対応いたしますのでご安心ください。